ねぷた製作期間
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7月9日〜7月23日
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土台の組み立て
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7月9日からねぷた制作が始まりした。ねぷた小屋で各クラス一斉に作業を開始します。土台は人形を乗せる大事な基礎ですから早急に、かつ慎重に組み立てます。進行スピードに多少の差はありますが、各クラスごとに工夫を凝らして、個性あふれるねぷたを作ろうと努力しています。制作を通じて、クラスの団結力や友情が深まっていくようです。
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人形の制作
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ねぷたの形を作り上げる、人形作りです。各教室内で作業をします。
人形の制作は、全体の大まかな構図を頭に入れ、細かい設計図なしで針金を曲げたりして作っていきます。一見簡単そうに見えますが、人形の大きさや頑丈さを求めるにはとても複雑な作業になります。生徒たちは、集中して仲間と一緒に制作していました。
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配線作業
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闇夜に輝く堂々とした姿を表現するためには、この配線作業が重要です。
配線の仕事内容は、まず、化学室で電球に銅の針金を巻き、被線を剥いた導線をくくりつけます。それから、ハンダ付けをして絶縁のためビニールテープを銅線付近に巻きます。次に、電球をねぷたや前灯篭内部に設置します。一見地味な活動ですが、一歩間違えると火災の原因となり、せっかくのねぷたが燃えてしまいます。危険な活動を含むので、配線の活動は慎重さと正確性が必要です。
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紙貼り・蝋付け・絵付け
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針金によるねぷたの骨格制作、配線の設置などを経て、いよいよ人形としての完成を見せる紙貼りの作業に入ります。ねぷた絵用の紙を針金に貼り付けていきます。手をボンドでベトベトにしながらも必死に貼り付け作業を行います。また、半紙と半紙が重なると、その部分だけ暗くなってしまうので注意が必要です。
また、送り絵の制作も行います。ねぷたの後ろ姿や土台を飾る絵です。下書きの後、墨入れを行い、それから地下駐車場でロウ塗りを行います。ロウ塗りは念入りにやっておかないと後の色塗りで色がにじんだりして大変醜くなってしまいます。
色塗りは、購入した染料で鮮やかに人形や送り絵たちを彩っていく作業です。生徒は手や服を色で染めながらも必死にこの作業を行います。このように、ねぷたの迫力ある人形たちはたくさんの工程を経て作られていきます。
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組み上げ・追い出し
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運行当日。創りあげた人形をねぷた小屋に運び出します。そして、いよいよ土台に乗せるのです。今まで汗だくになりながら必死で作業してきたねぷた制作もこの時で終わりを見せます。
しかし、一歩間違えると人形や送り絵を破いたり、土台を壊してしまったりと、最後まで気を抜けません。
様々な成功と失敗を繰り返して、ここに弘高のねぷたは完成します。後は小屋にて眠る勇ましい人形たちを引き連れ、夜の弘前市街へと向います。
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