皆さんは、自分の進路について考えたことがありますか。仮に「〇〇になりたい」というイメージを持っていたとして、その「〇〇」についてどこまで具体的に調べていますか。 本当にその「〇〇」でいいですか？その「〇〇」は自分の可能性を広げる選択になっていますか？

　先行きが不透明で、従来のような予測が困難な時代に突入しました。ITの発達に伴う急速なグローバル化、AIの発達、地球温暖化に伴う異常気象など、 予測が困難な事象が次々と起こっています。また、日本は世界に先駆けて超高齢社会に突入し、人口減少と地方の過疎化も深刻な問題となっています。これらの事象が将来的にどう影響を及ぼしていくのかすべてを見通すことは困難です。 次の時代を乗り切るために必要なスキルは「正しい情報収集力」と「自らの頭で考え行動する力」だと言われています。

　新学習指導要領の全面実施や、「令和の日本型学校教育」答申などを受け、探究活動の深化や令和７年度入試から「情報�T」が国立大学で必須の受験科目になるなど高校教育改革が進んでいます。 生成AIをはじめとする先端技術との共存や、多様性・持続可能性といった新たな価値観の尊重も教育の重要なテーマとなっています。 新設科目の指導、探究学習の指導、観点別評価、ICT端末の活用、スクール・ポリシーを中心とした学校づくりなど、試行錯誤しながら指導の再構築に取り組んでいます。そのような変化が激しい時代にあっても、弘前高校が目指す人間像は変わらず 「持って生まれたものを深く探って強く引き出す人」であり、この目指す人間像は揺るぎません。「自学自習」「規律ある自由」「体力の増進」を教育目標に、不易流行の「不易」 の部分にこだわりつつ、時代に対応した柔軟で実践的な進路指導を行っていきます。

　弘前高校は質の良い授業と、勉強して当たり前の環境を提供します。その環境の中で自らの生き方在り方を探るのは自分自身です。日々の学習はもちろんのこと、 学校行事や課外活動にも積極的に参加して人間性を磨いてください。受け身の姿勢では何も生まれません。高校では様々なことにチャレンジしてほしいと思います。 弘前高校は成長しようとする皆さんをサポートします。弘前高校で先行きが不透明な時代を生き抜く強さを身に付けましょう。

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